【名古屋リポートなう】高岡銅器【富山編】

福井県の伝統工芸品に鯖江市の「越前漆器」や越前市の「越前箪笥」など様々有名ですが、今回は、富山県の伝統工芸品「高岡銅器」を紹介したいと思います。

高岡は規模が富山県第二の都市で、県の西部に位置し、人口17万人で、ものづくりが盛んな職人の街です。

MCの八木さんが某銀行のCM撮影で訪れられた「高岡市金屋町」は「高岡銅器」発祥の地で、日本の銅製品の生産額の約95%を占めており、特に銅像やお寺の梵鐘の生産が有名です。

高岡銅器の起源

1609年加賀藩2代目藩主「前田利長 公」が高岡の街を開いた際に、高岡の繁栄のため1611年砺波郡の西部金屋(現在の高岡市戸出)から鋳物師を7名金屋町に呼び寄せたことが始まりです。

現在は市の中心部にある金屋町から火災が起こるのを防ぐため、高岡市戸出に銅器団地が造成され銅器の工場はそちらに移転しました。

高岡市金屋町の紹介

今もなお「格子造り」の家々が軒を並べ道路は石畳となっており、昔懐かしい風情のある街並みです。2012年に重要伝統的建造物群地区に指定されました。

また、金屋町では毎年6月19日、20日の前田利長公命日に利長公への感謝と遺徳を偲び「弥栄節(やがえふ)」という「銅器造りの作業唄」で踊り、街流しを行います。

金屋町には、高岡市鋳物資料館(入館料210円)や実際にアクセサリーなどをつくることが体験できる工房などもあります(アクセサリーは2000円より製作可能[大寺幸八郎商店])。

高岡銅器の象徴 高岡大仏

奈良、鎌倉と並び日本三大仏のひとつとされている「高岡大仏」は、高岡銅器鋳物職人の協力のもとつくられました。

台座を含めた高さは15m85cm、顔の大きさは2m27cm、耳の長さは1m21cmで、1933年歌人の「与謝野晶子」が高岡を訪れた際に、「鎌倉の大仏より一段と美男」と称しました。大仏だけに、大分ツーでしょ?

是非高岡においでの際は訪れていただきたいスポットです。

高岡銅器の象徴 高岡大仏
高岡銅器の象徴 高岡大仏

高岡銅器の現状

どこの伝統工芸産業でもいえることですが、後継者不足、職人の高齢化が進んでいます。

地元高岡市に、富山大学の芸術文化学部が開設され後継者の育成に力を入れており、また錫などを使いデザイン性の高いものを製作したり、アニメの銅像をつくり全国に売り込んだりしたりしています(こち亀やサザエさん、キャプテン翼、ゲゲゲの鬼太郎など)。

そして、この銅器製造で培われた技術は今のアルミ産業(アルミサッシなど)に受け継がれています。

金屋町へのアクセス

北陸新幹線 新高岡駅から国吉、福岡、石動方面行バスで約15分、金屋下車すぐ。自動車をご利用の方は、能越自動車道 高岡ICより車で約10分。

高岡大仏へのアクセス

あいの風とやま鉄道 高岡駅から徒歩8分。
自動車をご利用の方は、能越自動車道 高岡ICより車で約15分。


このリポートは富山県在住のタレント「クラッシャーいさお」さんがお届けしました。
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りょう(名古屋支局長)
福井県出身。 2013年7月からリポート企画「名古屋リポートなう」、2014年8月から番組ホームページの管理を務めた。 2017年3月を持って退任。 趣味はアニメ鑑賞とお絵描き。
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