かわら版「大塚家具お家騒動」

今年2月、老舗の大塚家具で、創業家の父と娘の対立が泥沼化したというニュースがありました。今日は、大塚家具親子経営権問題をお届けしていきます。

では、そもそも大塚家具はどういう会社で、どういう経緯で今回のようなことになったのでしょうか。

大塚家具は、1969年に創業。大塚勝久氏が創業時から社長として経営を進めてきました。この勝久氏の経営方法として、広告宣伝を大量に投入。また、会員制という経営手法を取り入れて2001年12月期の決算では75億円の営業利益を得ています。

その後は住宅需要の低迷や低価格の家具を販売する企業が増え、業績は低迷。2009年3月に行われた株主総会で、大塚勝久氏は会長に退き、後任に現社長である大塚久美子氏を昇格させました。大塚久美子氏の経営方針は父勝久氏の方法を一転させたのです。久美子氏の考え方は「一人でも入りやすく、見やすい、気楽に入れる店作り」を目指し、店舗にカジュアルな雰囲気を取り入れ、父勝久氏が行ってきたモデルを次々に覆しました。その結果、10年以上減り続けてきた顧客を増加に転じさせ一定の効果をもたらしたのです。

しかし、この経営方針を会長である勝久氏は「自身が築いた経営路線の否定」として久美子社長の解任を提案します。この提案は可決され、勝久氏が社長を兼任し、久美子氏が社長時代に開拓したお店を2014年11月末までに閉店させるなど従前の経営方針に戻したのです。ですが、さらに業績は低迷します。

今年1月に行われた取締役会で久美子氏が社長に復帰するものの、勝久氏が3月に行う株主総会で新たな取締役の専任を求める株主提案を提出します。一方で、久美子氏側は現会長である勝久氏の提案が「会社経営を混乱し、企業の価値・株主利益を損なうものである」として、新たな取締役を選任する会社提案を提出したのです。まさに、ドラマ半沢直樹のように「やられたら、やりかえす」といった状況です。

 

先週、3月27日(金曜日)に株主総会が行われました。

久美子氏が出した会社提案が過半数の支持を受け、可決。父親で創業者の勝久会長は解任され、取締役から外される見通しです。社長側が提出したのは「久美子氏を含む10人を取締役に選任する」という内容です。大塚家具では久美子社長と、父親で前社長の勝久会長の対立が続き、決着はこの株主総会の議決に委ねられていました。一方で、株主側からはお互いに歩み寄りを求める意見も数多く出ました。久美子氏が社長を続投することで、株式市場や世間を巻き込む前代未聞の親子喧嘩はひとまず決着したと言えそうです。

今後は、お詫びと感謝を込込めたセール企画を検討中だそうです。といっても、北陸地方にはお店がないので恩恵を受けることはできませんが……

 

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