2015.07.06 かわら版「ブラックバイト」

かわら版「ブラックバイト」の実態  2015年7月6日オンエア分

 

アルバイトの学生たちに過酷な働き方をさせる「ブラックバイト」が問題化しています。アルバイトの現場でいったい何が行われているのでしょうか。きょうのかわら版はこのテーマをもとにお伝えしていきます。

そもそも、ブラックバイトとは学生が学生らしい生活を送れなくしてしまうアルバイトのことです。正社員並みに働かせられることによって学業に支障をきたしてしまったり、勤務シフトを一方的に決められることによって授業や課外活動に参加できなくなってしまったりするケースが増えて生きています。このようなブラックバイトでは、違法行為が存在している可能性も高くなっています。例えば、サービス残業をさせられる、休憩時間がない、ノルマの未達成を理由に商品を買い取らされる、上司によるパワハラ・セクハラがあるこれらは違法行為に当てはまります。

では、なぜこのような「ブラック」な学生アルバイトが増加してきてしまったのでしょうか。それは、パートやアルバイト、派遣などの非正規雇用に頼る会社が増えてきたことが関係しています。つまり、人件費の削減のためにかつては正社員だけがやっていたような責任の重い仕事が学生アルバイトのような低賃金の非正規雇用労働者にも押しつけられるようになってきたのです。これを、「非正規雇用の基幹化」と言います。とりわけ、フルタイムで働くフリーターの増加は、学生アルバイトの位置づけを大きく変えたのです。学生アルバイトもある意味フリーターらをお手本として働かざるをえなくなってしまったのです。

大学の学費の高騰や仕送り額の減少、奨学金制度の不備などによって多くの学生はバイトの収入がなければ学生生活を送ることが困難な状況にあります。しかも、「たかだバイトだから」といって簡単に辞めることも難しくなってきているのです。学生の責任感の強さを利用してあえて重い責任の仕事を与えたり、職場での人間関係を密にしてバイト先を学生にとって学校以上の「居場所」にしたりといったことが意図的に行われているのです。

では、ブラックバイトの事例をいくつか紹介しましょう。

①:東京都内の専門学校で働く女性が大手コンビニチェーン店でアルバイトをしていました。1日5時間、週2〜3回働き、就職活動が本格化する前にやめました。恵方巻きやクリスマスケーキといった季節品の販売時には「必ず一つは購入して」と店の指示があり自腹で買ったのです。従業員は事務室(バックヤード)の棒グラフに競って販売目標を書き少ないと向上心が足りないと言われたそうです。女性は「店全体が頑張ろうと雰囲気で盛り上がり断れなかった。バイトだからだめだと思われたくなかった」と話しています。

②:とある学習塾の例です。この学習塾では授業時間の90分を一コマとし1コマ単位で賃金計算を行い「コマ給」として賃金を支払っています。しかし、テストの採点やプリントの作成など、授業時間以外の作業に関しては賃金を支払わないケースや夏休み期間などで1コマ90分の授業を1日に最多で「7コマ」、計10時間半行わせるなど、一日の法定労働時間を超える労働を強いるケースもあります。

この他にも、「テスト勉強が必要なのでシフトの変更をしたい」と話すと「テストで休むことは許されない」と言われるケースがあります。

厚生労働省では学生ができる対策として、バイトを始める前に労働条件の詳細をあらかじめ書面にて確認することなどをアドバイスしています。

もし、今のアルバイトがブラックなのではないか!?と感じているようでしたらお住まいの地域の労働局に相談をしてみてはいかがでしょうか。

福井の場合は、福井労働局に問い合わせるのがいいかも。

 

参考資料

ブラックバイトユニオンサイト ブラックバイトとは?

http://blackarbeit-union.com/aboutUs/aboutBlackarbeit/

朝日新聞 おでん100個を自爆営業 ブラックバイトと闘うには

http://www.asahi.com/articles/ASH6Y4QKQH6YULFA019.html

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